筑豊唯一の公認競技場、更新手続き遅れた事情

 筑豊地区で唯一、日本陸上競技連盟の公認を受ける嘉麻市営の嘉穂総合運動公園陸上競技場。5年に1度の更新の時期を迎えているが、新たに国の補助金が得られる可能性があるとして、同市が行う更新に必要な施設整備が止まった。陸上関係者から「公認がなくなれば、正式な記録にならないため大会が開けなくなる」との声が出ていたが、ここにきて、手続きが再び動き始め、公認は維持される見通しとなった。市役所で何があったのか。現状を探った。

 競技場は1997年、合併前の旧嘉穂町が町のスポーツ拠点として整備し、日本陸連の公認を受けた。全国高校総体の筑豊ブロック予選や12月の全国高校駅伝への出場権をかけた県大会など、公認記録が残る大会が年間約10回開かれ、筑豊や遠賀地区などの中高生千人以上が利用している。

 今年3月末に公認期限を迎えるのを前に、市は更新に必要となる投てき用ネットや棒高跳びで使うマットの購入費など1178万円を計上した一般会計補正予算案を昨年12月議会に提案した。予算案は全会一致で可決されたため、市スポーツ推進課は12月下旬から更新の準備を開始。だが、1月上旬に赤間幸弘市長から「政治的判断で執行を一時停止する」との指示があり、...

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