決心 鶴田ミツヨ

 脊振山から冷たい風が吹き下ろし、粉雪がちらちらと舞う寒い朝、母が私に白足袋を履かせながら大粒の涙をぽろぽろこぼしました。白足袋が涙でにじむようでした。母は私が農家に嫁ぐことを最後まで反対し、亡き父の分まで心配していました。幸せは自分で見つけるから。心の中で母に誓いました。安心してと。

 結婚後は毎...

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