「休眠口座に手数料」九州地銀も導入続々

 銀行が長期間利用のない休眠状態の預金口座に管理手数料を課す動きが、九州でも出てきた。マネーロンダリング(資金洗浄)など不正利用の防止や、管理コスト削減が狙い。西日本新聞の取材では、九州の地銀17行のうち、佐賀銀行(佐賀市)と宮崎銀行(宮崎市)が導入済み。佐賀共栄銀行(佐賀市)、宮崎太陽銀行(宮崎市)も導入を予定する。「検討中」も9行に上り、さらに広がりそうだ。 (吉田修平、具志堅聡)

 佐賀銀は昨年10月、九州の地銀で初めて長期未利用口座への管理手数料の導入に踏み切った。同月以降に新規開設した口座が対象で、既存の口座には適用しない。入出金が2年以上なく、残高が1万円未満の場合に年1320円の手数料を引き落とす。残高がなくなれば自動的に口座を解約する。

 坂井秀明頭取は「口座開設後、ご利用いただけずに放置されることが結構ある」と説明する。佐賀銀によると、入出金が10年以上ない「休眠預金」は2019年度で約3万件に上る。坂井氏は「口座が転売され、資金洗浄に悪用されかねない」と理解を求める。

 同様の手数料制度は、宮崎銀が1月から開始。宮崎太陽銀も「口座の恒常的な利用促進につなげたい」として、3月からの導入を予定している。佐賀共栄銀も4月からの導入を決めた。

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