議員の感染、公表する? 対応割れる九州の議会

 新型コロナウイルスに感染した議員の氏名公表を巡り、地方議会で対応が分かれている。福岡県議会では議員6人が感染したが、公表指針が未定だったことから議員ごとに対応が異なり、真偽不明の情報が飛び交った。衆参両院は昨春に氏名公表を決めており、公務を担う立場や不特定多数と接する機会の多さを踏まえ、早々に公表を決めた地方議会も少なくない。

 福岡県議会では昨年末、議長の感染が判明。その後、議長と会食していた3人を含む議員4人の感染が相次いで発表された。議会事務局を通じて氏名を公表したのは議長のみ。他の4人は「県議」の肩書や居住区、年代などが公表されたが、匿名だった。さらに別の議員1人の感染が確認されたが、「会社経営」の肩書で発表された。この議員は「『県議』と『会社経営』のどちらの肩書もあると保健所に伝えた」と話す。

 同じ県議会内で対応がばらつき、「議員が自治体に圧力をかけて情報を隠したのではないか」「県議会でクラスター(感染者集団)が発生したのではないか」と議会内外で臆測を呼んだ。県議会は1月、感染者が出た場合、本人の了承を得て氏名を公表する指針を決めた。

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