今年はチョコッと違うバレンタイン  和菓子参戦、自分買い加速

 14日のバレンタインデーが迫り、福岡市などの百貨店はチョコレートを求める多くの客でにぎわっている。異性に贈る従来の考え方はほとんどなくなり、チョコだけでなく和菓子も含めた「スイーツの祭典」としての性格が強まっている。各店は“自分買い”の需要を取り込もうと懸命だ。

 各百貨店によると、今年は14日が日曜日に当たることに加え、新型コロナウイルスの影響で「テレワークが普及して同僚と会う機会も減る」と予測。義理チョコ需要は一段と減り、その分の出費を自分用や家庭用に向ける傾向が例年になく強まっているという。

 博多阪急(福岡市)のテーマは「for my sweet time」。バレンタインデーを自分向けと明確に位置づけ、特設開場には約100ブランドを集めた。新型コロナ対策で従来の食品催事より通路を広く確保したほか、試食をなくすなど会場づくりを工夫している。

 ベルギーの「アトリエ・ドゥ・ゴディバ」はトリュフチョコが4個入ったセットを税込み3780円で数量限定販売。箱がチョコでできており、すべて食べられるユニークな商品だ。

 博多大丸(同)は「チョコ展×あんこ展」と題した催事を開いている。コロナ禍ということもあり古来、無病息災や魔よけの食材として伝わるアズキに着目。定番のチョコだけでなく、あんこを使った大福や最中などの和菓子をバレンタイン商戦で初めて提案。洋菓子45、和菓子32のブランドが催事場に出店している。

 「京都祇園あのん」(京都市)は粒あんとマスカルポーネチーズクリーム、イチゴ「あまおう」をパンで挟んだ「あんバーガー」を税込み1個324円で実演販売する。九州初出店の「カタヌキヤ」(東京)は、かわいらしい猫をかたどったバウムクーヘンを税込み3個1836円で提供し、見た目でもアピールする。

 岩田屋三越(同)は2日まで、岩田屋本館で各国のブランドを集めた恒例の催事「サロン・デュ・ショコラ」を開いた。感染対策で混雑が予想された初日の1月27日は開場直後の3時間に限り事前予約の入場とし、一部商品の購入にも予約制を導入した。引き続き「ショコラの祭典」として14日まで開催している。

 長崎浜屋(長崎市)は「ハマチョコマーケット」と題し、初登場のベルギーの「ピエール・ルドン」など約40ブランドを集めた。一部では完売した商品もある。 (布谷真基)

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