若い世代がリーダーシップを 松田丈志氏

 森氏の続投を支持する声も根強かった今回の騒動について、競泳男子で五輪4大会に出場した日本オリンピック委員会(JOC)評議員の松田丈志氏(36)=宮崎県延岡市出身=は「森会長でなければ駄目というが、本当にそうなのかという思いだった。リーダーシップをとれる若い世代が引っ張るようにならなければ多様性は生まれない」とスポーツ界全体の問題と捉える。

 松田氏もオンラインで参加した3日のJOC臨時評議員会は国内の各競技団体の要職を中心に63人で構成するが、女性は1人だけで60代以上の男性が目立つ。松田氏は「多くの競技団体のトップクラスは(無報酬で)、他に収入源がないと就けない。若い世代が家族を養いながら参加するのは難しい」と実感する。

 経営を学ぶため自らジムを営んでおり「国からの補助金に頼るから政治とパイプのある年配の男性が必要になっている。スポーツを通して国民に有益なものを提供し、収益を得る構造にしないといけない」と強調した。

 松田氏は「現役アスリートが意見を出すのも日本が苦手にしていた部分」と指摘。森氏の発言に言及したテニスの大坂なおみ(日清食品)や競泳の萩野公介(ブリヂストン)を称賛し「自分の道は自分で切り開いていくしかなく、自分で意見を表明することに価値があり、多様性が出てくる」と大坂や萩野に続く流れを望んだ。 (末継智章)

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