「終わりではなく始まり」 鯉川なつえ氏

 3日の森氏の女性蔑視発言後、議論は大きな広がりを見せた。順天堂大女性スポーツ研究センター副長の鯉川なつえ氏(48)=福岡市出身=は「(発言後、関係者は)皆、周りを見ながら意見をしていた。初めは女性が意見を言った後、男性がだんだん言うようになった。これが日本の今」と指摘した。

 「『森さんはここまで頑張ってくれたしな』という忖度(そんたく)が働いている。でも、スポーツは忖度ではなく、実力。(意見を)隠してはいけない」と力説した。

 鯉川氏は「これで終わりではなく、ここからが始まり」と強調。「五輪前に分かったのは神様からのプレゼントだと思い、残りの期間、男女平等をスポーツ界で推進すべきだということを、橋本聖子五輪相が全力で言わないといけないし、後任の組織委会長は全力でやり遂げるということを表明してほしい」と願った。 (伊藤瀬里加)

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