ギャルと赤いランドセル 大震災【記憶を刻む】

藤野正弘さん(73)=京都府

 2011年5月、ボランティア活動で訪れた宮城県南三陸町。魚市場でがれきの処理をしていた時、所々傷ついた赤いランドセルが見つかりました。思わず、このランドセルの持ち主の無事を祈らずにはいられませんでした。

 男性たちがたじろいでいる中、一人の若い女性(18)がランドセルを拾い上げ、素手で隅々まできれいにしていました。ボランティアに来て大丈夫かなと思うような今風のギャルでしたが、その姿はとても気高く見えました。

 東日本大震災にまつわる体験を伝える企画「記憶を刻む」を始めます。発生当時、どこで何をしていたか。被災地から離れた場所でどんな支援活動に取り組んだか。価値観や生き方に震災がもたらした変化は。西日本新聞と全国の地方紙14紙に寄せられた声を随時掲載します。

 

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