パピオスケート場3月休館へ、設備点検し最終判断

 設備老朽化のため閉鎖が検討されている福岡市唯一の常設スケートリンク「パピオアイスアリーナ」が、3月末にも休館することが分かった。運営する西部ガス都市開発(福岡市)は、リンクの氷を溶かして設備を点検し、存続の可否を最終判断する。休館時期はアリーナを練習拠点とする各スケート団体と調整する。

 同アリーナは開業以来の累積赤字が約20億円に膨らんでおり、昨年1月に今年3月末での閉鎖検討を公表した。これに対し、アリーナを利用するスケート団体などが約5万7千筆の署名を集めて存続を要望。同社は休館して施設の状態を確認し、継続の可能性を模索することにした。

 ただ、存続に向けた道のりは険しい。施設の冷媒に使うフロンガスは地球温暖化防止の観点から生産停止となっており、予備も残っていない。長期的に営業を続けるには約5億円かけて全面改修する必要がある。

 署名活動を受け、西部ガス都市開発は施設の命名権(ネーミングライツ)を募集するなどの資金調達策を検討したが、不調に終わった。同社担当者は「地域貢献のために続けてきたが、企業努力だけでは到底持たない。存続させるには地域で支える必要がある」と訴える。(山本諒)

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