10日目につながった電話 大震災【記憶を刻む】

西田真智子さん(51)=福岡県小郡市

 テレビから流れる震災の映像は私をこわばらせた。二十歳からの5年間、仕事で住み慣れていた所で起きていた。当時関わった人の顔が次々に浮かび、固定電話も携帯電話も片っ端からかけてみたけれど一つもつながらない。それから毎日電話とパソコンのキーを押した。つながれ! 生きてて!と願いながら…。やっとつながったのは10日目。聞き覚えある彼女の声を聞いた時、涙があふれてきた。「あなたのできることを頑張って!」と言うのが精いっぱいだった。いつかは娘2人を連れて、仙台の七夕祭りの時期にお世話になった方に会いに行きたい。

 毎年3月11日に防災リュックの中身を確認して、その日の晩ご飯は賞味期限が1年未満のものを食べることにしています。

 

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