沿線振興へ観光活性化や定住促進 JR日田彦山線 協議会が計画策定

 2017年7月の九州豪雨で被災し、鉄道からバス高速輸送システム(BRT)に転換して不通区間を復旧するJR日田彦山線を巡り、福岡県の沿線自治体などでつくる協議会は17日、観光開発や産業振興、定住促進を柱とする地域振興計画を策定した。

 福岡市内で同日行われた会合には、県や東峰村、添田町、県議らでつくる「九州の自立を考える会」の代表者が出席し、計画案を承認した。県の基金や国の補助金などを活用して、新年度から順次実行に移す。

 同計画によると、観光開発では英彦山の回遊ルートとして林道を整備。彦山川の水辺を生かした遊び場や学び場も設ける。線路跡はレールバイクやトロッコ列車に活用。キャンプやグランピングなどの宿泊施設も開設する。また、集客拠点として添田駅、彦山駅、道の駅周辺を再整備。宝珠山駅付近には災害伝承館をつくる。

 産業振興では、小石原焼や高取焼のブランディングを推進して販路を拡大。ヤマメ養殖やワサビ栽培など特産品づくりも進める。

 移住者にはリノベーション費を援助。5G(第5世代移動通信システム)や無線LAN「Wi-Fi」を整備し、テレワークしやすくする。グリーンスローモビリティ(低速の電動車)も導入し利便性を高める。

 日田彦山線は添田-夜明間が不通となり、23年までにBRTで復旧する予定。(御厨尚陽)

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