“150歳”石造アーチ橋保存へ着々 島原市が21年度移設

 長崎県島原市湊新地町と広馬場町を結ぶ石造アーチ橋「新地橋」の移設保存工事が進んでいる。橋が架かる水路の埋め立てに伴う措置。橋は文化財指定されていないが明治初期の建造で約150年の歴史があり、未指定の建造物を保存するのは珍しいという。

 新地橋は1870(明治3)年の建築。長さ約9・8メートル、幅約4・4メートル、高さ約4・6メートル。約350個の島原石(凝灰岩)を使い、亀甲積みという技法で築かれた。

 市は、高潮による浸水防止を目的に近くの船だまり(約4500平方メートル)と海に通じる水路を埋め立てているが、新地橋については1792年の大天災「島原大変肥後迷惑」で有明海に流れ込んだ大量の土砂で生まれた土地と本土を結ぶなど地域の歴史を刻むため「文化財に準ずる」(市都市整備課)と判断。地元要望も強く、2021年度に船だまり跡に整備する多目的広場での保存を決めた。

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