「水俣の教訓いつ…」 沿岸被災地に感じた悲哀

 横倒しにされたままの鉄筋コンクリート2階建てが、津波のすさまじさを物語る。その津波で浸水した東北電力女川原発2号機は備えを強化し、再稼働について「2022年度以降」との目標を掲げる。現地を訪れた熊本県水俣市の永野隆文さん(66)は、都心から遠く、復興の成果も見えにくい沿岸被災地の悲哀を強く感じたという。

 「辺ぴな場所だ。水俣に似ている」。1月23日、牡鹿半島の付け根に位置する宮城県女川町の中心部に立った。町と石巻市にまたがる原発は、リアス式の入り江の向こうにある。

 昨年11月、宮城県の村井嘉浩知事は東日本大震災の被災原発として、初めて女川原発2号機の再稼働に同意。東京電力福島第1原発の事故によって「原発のない社会に変わる」と思っていただけに、にわかに信じられなかった。「現地を見たい」と、仙台市のNPO法人が企画した見学会に参加した。

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