「将来の仕事、生活が心配」あな特通信員

 九州で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されて1年になるのを前に、「あなたの特命取材班」はアンケートを実施した。「将来の見通しが不透明になった」という回答がほぼ半数になるなど、生活への悪影響は鮮明。今後接種が始まるワクチンについては期待が高まる一方で、副反応への懸念を訴える人が目立った。

「友達遊びを禁じ、子どもとぶつかる」

 アンケートは15~17日に、無料通信アプリ「LINE」で本紙とつながる九州在住の「あな特通信員」を対象に回答を呼び掛け、約760人が応じた。無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なる。

 この1年間で将来の見通しが「不透明になった」という人は375人。福岡市早良区の男性会社員(65)は「これから先、仕事はあるのかと心配。年金だけでは生活ギリギリ」と回答した。以前は子どもの学校で読み聞かせボランティアをしていたという福岡県新宮町の主婦(38)は「活動が全くできなくなり、友達との遊びを禁じたことで子どもとぶつかることもある」と、以前の生活が戻ることを願った。

ワクチン「なるべく早く」「様子見て」

 新型コロナワクチンの接種希望について尋ねたところ、「なるべく早く接種したい」が3割で、「様子を見てから接種したい」を含めると全体の7割超に達した。様子を見たい理由では「副反応の有無やその内容が分かるのを待ちたい」が6割超で最も多く、次が「医療従事者やリスクがある人を優先したい」で2割強だった。

 「接種したくない」人の理由でも、副反応への懸念が約6割で最多。福岡県糸島市のパートの女性(55)は「政府はもっとワクチンに関する情報を開示してほしい」と望んだ。

行したい」「学校で大声出したい」

 先が見えないコロナ禍。収束後に「最もやりたいこと」については国内や海外への旅行を挙げた人が約半数。一方で同県直方市の男性会社員(46)は「普通の暮らしがしたい」。福岡市の男子高校生(17)は「学校で大声を出したい」と答え、コロナ禍以前の日常を切望する声もあった。

 アンケートでは、回答者が暮らす地域の県知事と政令市長のリーダーシップを5段階で評価してもらった。九州7県と3政令市の首長10人への評価を合算すると、上から2番目の「まあまあ発揮している」が最多で約3割。次に3番目の評価である「どちらともいえない」が続いた。

(福間慎一)

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