北九州市戸畑区の戸畑高は19日、JTBが開発した疑似体験プログラムで「バーチャル修学旅行」を実施した。コロナ禍で1月の予定が中止となった2年生が、奈良、京都を“訪問”した。
教室で添乗員の話を聞きながら、バスガイドが案内する大型画面の映像で各名所へ。特殊レンズ付きのスマートフォンを使って仮想現実(VR)をのぞいた。
奈良公園のシカの迫力に驚き、東大寺では大仏の手のひらに乗るというVRならではの体験も。生徒は「前にも行ったけど、こんなこと絶対ない」と興奮気味。リアルの旅はお預けだが、残った記憶は本物だ。