30歳の卵胞数検査ワンコインで 福岡市が新年度事業、政令市初

 福岡市は新年度から、女性やカップルが将来の妊娠を視野に入れて健康づくりに向き合う「プレコンセプションケア(PCC)」の推進に乗り出す。新規事業として、卵巣内にある卵子が入った袋(卵胞)の数を調べる健康保険適用外の血液検査について、500円の自己負担で受診できるよう助成する。同検査への助成は政令市では初めて。

 プレコンセプションとは「妊娠(受胎)前」の意。2012年に世界保健機関(WHO)が本格的にPCCを推奨した。

 市などによると、同検査の費用は通常6千~1万円ほど。発育途中の卵胞から分泌されるホルモンの数値を調べ、数値が高いほど卵子が多いと推測される。数値は個人差が大きく、30歳頃からは低下が見られるという。

 18年の市内の初産平均年齢は31・1歳。1995年の27・9歳から高齢化している。卵子は生まれ持った数から減る一方とされており、市は検査が結婚や出産時期などの検討材料の一つになり、少子化対策にもつながるとみている。

 市の計画では、市内在住で30歳を迎える女性全員にクーポン券を配布。対象者約1万人のうち半数の受診を想定しており、21年度一般会計当初予算案に関連事業費を盛り込んだ。(横田理美)

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