「人妻」、日本酒…プリン県へ、お気に入りの一品サガしています

 佐賀で働きだして半年余り。丸ぼうろや小城羊羹(ようかん)など伝統の甘味を知った。砂糖文化を広げた長崎街道、シュガーロードがある地域だけのことはある。そんな中、プリンでまちおこしの活動をしているグループがあると聞いた。あまたあるスイーツの中でもプリンに目がない私。早速、取材に向かった。

 みやき町簔原の「大富牧場 フライングカウ」。経営者の大富藍子さん(41)は民家の一角を改装してプリンを販売している。

 作り始めたのは2015年。牧場の牛乳を使ったプリンを通して、牧場や酪農を身近に感じてほしいと思ったのがきっかけだった。

 といっても菓子作りは初心者。「満足できるものができない」と一時は諦めかけた。それでも子どもの笑顔を励みに18年、「牧場プリン」が完成した。

 インターネットで販売すると好評で、20年からは店頭でも。すると来店客が「あそこのプリンもおいしいよ」と情報を寄せてくれるようになった。県内には案外、プリンを販売する店が多い。そして、どの店も個性的だった。

 プリン県を打ち出せば、地域活性化につながるかも-。同年に「佐賀をプリン県に実行委員会」を立ち上げた。県内の大学生から50代までの男女約30人が所属。プリン県にするための方策を協議し、店を紹介する「プリンMAP」を作成することに決めた。

 同年11月にはメンバーがプリンを持ち寄って試食会を開催。食感、糖度、卵と牛乳のバランスなどを比べた。MAPは3月末に完成予定。独身プリンや人妻プリンなどネーミングが個性的なものや、嬉野茶や日本酒を使ったご当地のプリンまで、県内約45店のバラエティ豊富なプリンを紹介するという。

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