プロセス理解し発想力磨く 芳沢光雄氏

◆AI時代の数学教育

 一頃(ひところ)は人工知能(AI)に関して、「人間の仕事はほとんどAIに奪われてしまう」という負のイメージが主であったが、昨年あたりから、両者の良い関係を模索する意見が目に見えて増えている。

 実際、人間とAIの関係を考えてみると、AIが得意とすることは処理回数と記憶である。その一方で人間が得意とすることは、試行錯誤したり考えたりして、斬新な応用や発想を思い付くことである。それゆえ、人間は理解の学びが大切であるが、現在の日本の数学教育を見渡すと、理解せずに「やり方」を暗記するだけの学びが盛んである。

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