政治家に望むこと

 選挙になると、マイクを握る候補者たちはこんな言葉を繰り返して、有権者に頭を下げる。「粉骨砕身、頑張ります」「引き続き私に任せてください」。初出馬の新人も当選を重ねたベテランも、ひたすら支持拡大を訴える。政治への理想を語る姿を見ることは、嫌いではない。

 国会議員の辞職や離党のドミノが続く。農政に関連する業界幹部から現金を受け取ったり、緊急事態宣言下に深夜まで夜の街を訪れたり…。国民のために働く約束はどこにいったのだろうか。そして、不祥事が発覚すれば、姿を隠したり、うそで仲間をかばったりする。元首相による女性蔑視発言もあった。

 「政治家に聖人君子であることを望まない」という声も聞く。でも最低限、表沙汰になれば地位を追われるようなことはやめてほしい。秋までに衆院選がある。選良を目指す人には、まず何より「国民の信頼」を大切にしてもらいたい。 (吉丸宣孝)

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