12歳の子どもが今や… 岩田直仁

 東京五輪が開催された1964年、新聞や雑誌の紙面は「筆のオリンピック」と呼ばれる様相を呈した。

 観戦記などを書いた作家や評論家を敬称略で並べれば、松本清張、三島由紀夫、有吉佐和子、瀬戸内晴美(寂聴)、亀井勝一郎、大江健三郎などなど。新進気鋭から大家まで、競うように筆を振るった。視点も書きぶりも十人十色。とはいえ、世界のアスリートを迎えた「平和の祭典」を、アジアで初めて開催する高揚感が伝わってくる。

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