福岡県知事選 元国交省局長の奥田氏が出馬検討

 小川洋知事の辞職に伴う福岡県知事選(3月25日告示、4月11日投開票)に、元国土交通省局長で運輸総合研究所(東京)専務理事の奥田哲也氏(59)が立候補を検討していることが25日、分かった。奥田氏は東京都内で西日本新聞の取材に応じ、「私でいい、やってみろということなら、前向きに考えている」と話した。

 小川知事の後任を決める知事選で、立候補の意向が明らかになるのは初めて。県選出の自民党国会議員の一部には、奥田氏を推す声がある。自民党県議団には服部誠太郎副知事の擁立を目指す動きがあり、2019年4月の知事選に続いて自民党が分裂する可能性が出てきた。

 奥田氏は、取材に「基本的には、小川県政を継承する立場でやらせていただきたい」と発言。新型コロナウイルス対策、豪雨などの災害復旧を当面の重点課題と位置付け、経済的な強みを伸ばしていくことを目指すと主張した。自民党分裂選挙になった場合の対応については「仮定の話には答えられない。私だけで決めるものではない」と話した。

 奥田氏は、同県久留米市出身。東大卒業後の1984年に運輸省(現国交省)に入り、航空ネットワーク部長や鉄道局長、自動車局長を歴任した。2019年7月に退官し、同年11月に運輸総合研究所専務理事に就任。同研究所でワシントン国際問題研究所長を務めている。

 県選出の自民党衆院議員8人が24日夜に開いた会合では、奥田、服部両氏をそれぞれ推す声があったほか、自民分裂選挙は避けるべきだとの意見も相次いだという。

 肺腺がんで入院中の小川知事は、治療が長期化する見通しになったとして22日に県議会議長に辞表を提出。3月24日付で辞職する。

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