武田、宝刀カーブ復活 肉体改造、制球力向上

 福岡ソフトバンクの武田翔太投手(27)が開幕カードで対戦するロッテとの練習試合(宮崎アイビー)に先発し、3回1安打無失点と2年ぶりの開幕ローテーション入りに向けて好投した。表示される球速以上に、打者の体感速度を速く感じさせる投球術がはまり、代名詞でもある縦に大きく割れるカーブも復活した。

 肉体改造により、力みが抜けた投球フォームになったことで制球力が向上した。「135キロぐらいのフォームで、140キロ中盤を投げるイメージ」で、最速154キロを誇る右腕が140キロ台中盤の直球でも押し込む。初回、藤原への144キロでいきなりバットを折った。1死一塁からも中村奨のバットを143キロの直球で根元からへし折り、併殺打に打ち取った。

 3回を投げて許した安打は1本、四球も与えず9人で仕留めた。投げた31球のうち11球がカーブ。「カーブを相手打者にケアさせないといけない。カーブは僕の生命線」。宝刀がよみがえった。

 2018年以降、リリーフを経験。短いイニングで相手を圧倒しようと力み、得意のカーブの制球が乱れ、直球やスライダーに頼らざるを得なくなる悪循環に陥ることが度々あったという。

 「カーブも含め緩急も使え、キャンプで投げた中でも一番良かったんじゃないかな」とこの日の投球を工藤監督も評価。石川、高橋礼、和田に続き、残り三つとなった開幕ローテ枠に一歩近づいた。

 (鎌田真一郎)

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