俳句月評 <ふるさと> 

谷口慎也さん寄稿

 「ふるさとは遠くにありて思ふもの」というのは室生犀星の詩の一節であるが、ここでは犀星の思いは別にして、「ふるさと」について考えてみる。

 人が改めて「ふるさと」を振り返るとき、すでにその「ふるさと」は、個々人の抽象的な思いや情緒によって醸成(じょうせい)されたひとつの美しい<観念>となっている。だ...

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