兄は南方で玉砕、弟は長崎で被爆…80年ぶり再会

 旧日本海軍の部隊が玉砕した南太平洋キリバスのタラワ島で見つかった遺骨が、長崎市の野村貞之さん(92)の兄正敏さん(享年23)とDNA型鑑定で判明した。貞之さんが、父親代わりだった兄と生き別れたのは太平洋戦争が始まった1941年。貞之さんは長崎で被爆し、戦争のむごたらしさを目の当たりにした兄弟は26日、80年ぶりに対面した。

 「さみしかったろうね、つらかったろう」

 貞之さんは自宅で骨つぼを受け取ると、涙声でこう語りかけて胸に抱いた。厚生労働省から長崎県を通じて届いたのは正敏さんの歯の一部。昨年9月に身元特定の連絡があり、新型コロナウイルスの影響で引き渡しが延期されていた。

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