「山田堰」見渡す地に中村哲医師の碑

 福岡県朝倉市を流れる筑後川に築かれた「山田堰(ぜき)」が見渡せる地に、同堰をモデルにアフガニスタンでかんがい事業に取り組んだ故中村哲医師の功績をたたえる記念碑が完成し、27日に竣工(しゅんこう)式があった。

 記念碑は、中村医師と生前交流があった朝倉ライオンズクラブ(林隆雄会長、LC)が創立60周年記念事業の一環で設置。同市山田の「山田堰展望広場」には、中村医師の肖像と、同堰改修に生涯をかけた同市の偉人・古賀百工をしのび、中村医師が詠んだ「濁流に 沃野(よくや)夢見る 河童(かっぱ)かな」という句が彫られた高さ約3メートルの石碑、アフガンにある中村医師をたたえた記念塔を模した高さ約3・5メートルの石塔が建っている。

 式典には林会長やペシャワール会の村上優会長、記念碑の寄贈を受けた同市の林裕二市長らが出席。村上会長は「先生の存在を感じることができる場所ができたことは大変ありがたい」と感謝した。中村医師の妻尚子さんの手紙も読み上げられ、「主人にとって朝倉は幸運の地。かんがい事業の技術習得ができる貴重な場所だった」と朝倉の地をたたえた。

 式典後、林会長は「中村先生は多くのアフガン人の命を救っただけでなく、私たちの郷土の誇りをあらためて呼び覚ましてくれた。功績を後世に語り伝えたい」と話した。 (横山太郎)

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