子宮頸がんワクチン「正しく理解を」 福岡の産婦人科医が動画

 接種率の低迷が続く子宮頸(けい)がん予防のためのHPVワクチンについて、福岡県の産婦人科医が動画で接種を呼び掛けている。「子宮頸がんとは?」「感染経路は?」「ワクチンの効果と副反応は?」…。深刻になりがちなテーマを、ベレー帽姿の「ドクターみよこ」が数分間で分かりやすく伝える。

 「YouTube」や「TikTok(ティックトック)」で発信しているのは、同県八女市の公立八女総合病院産婦人科に勤める宮川三代子さん(46)。「思春期の子どもたちに正しい性と生の知識を」と、妊娠や無月経、過食症などについて自らが語る姿を自宅で撮影し、半年前から月1本ほどのペースで、若者に人気の動画投稿サイトなどにアップしている。

 HPVワクチンの動画は3種類。16歳までの接種で子宮頸がんの罹患(りかん)を88%減らせるとの欧州の調査結果や、接種率が激減した2000~03年生まれの女性は1万7000人が罹患し、約4000人が死亡するとの国内予測を紹介する。自身も20代で任意接種した際、痛みや腫れなどの副反応があったことも隠さず語っている。

 子宮頸がんで亡くなる30代、子宮を摘出せざるを得なくなった20代を診てきた。「『マザーキラー』と呼ばれる子宮頸がんの怖さが十分伝わらず、『ワクチンは怖い』という情報だけが一人歩きしてしまった。動画がワクチンを正しく知り、接種について親子で考えるきっかけになればうれしい」と話す。

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