【動画】おかえり久大線 全線復旧、復興けん引

 昨年7月の豪雨で大分県内の一部区間が不通になったJR久大線が1日、約8カ月ぶりに全線で運転再開した。博多駅(福岡市)と由布院駅(大分県由布市)で出発式があり、関係者は新型コロナ禍で落ち込む観光需要の回復を期待した。

 この日再開したのは、豊後森(同県玖珠町)―由布院間の25.9キロ。2017年の豪雨災害で被災した日田彦山線の橋桁を再利用するなどして工期を短縮して、由布院―庄内(由布市)間が先行して2月13日に再開した。

 由布院駅での式典で、JR九州の青柳俊彦社長は「福岡の緊急事態宣言も解除され、多くのお客さんが由布院に来られることを願う」とあいさつ。広瀬勝貞大分県知事は「久大線は沿線住民の生活に溶け込んだ路線であると同時に観光の重要な手段で、復旧を待ち望んでいた」と述べた。

 午後0時7分、博多行きの特急「ゆふいんの森」が発車。実藤裕久駅長と一日駅長の吉岡忠久さん(45)と小倉沙耶さん(40)夫妻=兵庫県伊丹市=が出発の合図をした。プロポーズは同特急内で、結婚式も1月に同駅停車中の車内で挙げたという2人。小倉さんは「自分たちの縁も結ばれ、路線も結ばれて本当にうれしい」と笑顔を見せた。

 (稲田二郎、古川剛光)

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