2月の紅皿賞 たった1人のファン 重信茉南、かんじいざい 黒河登志子

たった1人のファン 重信茉南

 私がピアノを習い始めた時、祖母は誰よりも喜んだ。発表会は必ず見に来てくれた。上手に弾ける日も、弾けない日も「まなちゃんはピアノが弾けて良いねぇ」とほほ笑んでいた。

 だけど私は、私の演奏が好きではなかった。祖母が思っているほど私はピアノが上手ではない。上手になれない自分が嫌で、次第にピアノは弾かな...

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