『地球で最も安全な場所を~』さまよう核のごみ、もう一つの危機

 原子力発電所が出す「核のごみ」(高レベル放射性廃棄物)を地中深く埋める最終処分場の適地を探す核物理学者に密着し、世界各国を巡るドキュメンタリー映画「地球で最も安全な場所を探して」(2013年、スイス、100分)が3月13日から福岡市中央区のKBCシネマで公開される。学者は英国出身のチャールズ・マッコンビー氏。原発推進の同氏と、疑問を持つエドガー・ハーゲン監督の同行の先に、行き場のない核のごみが世界中をさまよう様子が見えてくる。

 中身が裸の状態なら近くの人間は20秒で死亡するというほどの放射能がある核のごみ。天然のウラン鉱石レベルまで放射能が落ちるのに数万年かかることから、その間、厳重に封じ込めて管理しなければならない。だが、世界で最終処分場の建設に踏み込んでいるのはフィンランドの「オンカロ」だけ。多くの国では建設地が定まっていない。

 日本では昨年暮れ、候補地として名乗りを上げた北海道2町村の文献調査が始まったばかり。映画はあらためて、人類が処理に扱いあぐねながら、増やし続ける核のごみの問題を問い掛ける。

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