福岡黒星、守備空回り3失点 三国、城後のゴール実らず

 思い切った起用は実を結ばなかった。福岡の長谷部監督は、名古屋とのリーグ開幕戦から11人のスタメンを全て入れ替えた。だがチャンスをもらった選手が期待に応えられず、不発。苦しい“連敗”スタートとなった。

 昨季のJ2でも全ての登録選手を起用し、J1昇格をつかんだ。「コンディションもあるし、準備ができていた選手の意欲も考えた」と長谷部監督。中2日でリーグ戦のアウェー清水戦を控える過密日程もあるが、今季をクラブ全体で戦うという指揮官の思いもこもった布陣だった。

 クラブは今季、ルヴァン・カップで4強以上の高い目標を掲げたが、前半14分に自陣ゴール前で宮の手にボールが当たり、PKから先制点を許した。4分後に三国が頭で合わせて一時は1-1の同点に追いついたものの、ロングボールにうまく対応できず、さらに2失点。リーグ開幕戦に続く複数失点で、J2で強みだった堅守がこの試合でも発揮できなかった。

 高い個人技に屈した名古屋とのリーグ開幕戦。札幌戦は判断ミスなどが黒星に直結した。課題が露呈した開幕からの戦いを振り返り、長谷部監督は「現状は、これでは駄目だと感じている」と強い口調で言い切った。

 後半43分に城後のゴールで1点差に追い上げた。福岡の苦楽の歴史を知るベテランの意地が、苦しむチームに前を向く勇気を与えた。 (松田達也)

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