携帯電話は有料0570だけ ユーザーの不満多く

 0570から始まるナビダイヤルが携帯電話の「かけ放題」の対象外と知られておらず、思わぬ通話料負担を招いている問題について、あなたの特命取材班は、西日本新聞のウェブサイトで概要を紹介し、意見を募った。220人以上が「共感できる」と反応。中でも、問い合わせ先にナビダイヤルとフリーダイヤルを設定し、携帯電話は0570しか使えない設定にしているケースが多いとの不満が目立った。

 新型コロナウイルスで打撃を受けた事業者を支援する「持続化給付金」制度を担う中小企業庁の対応もそうだった。申請サポート会場の予約電話として、自動音声にはフリーダイヤル、オペレーター対応にはナビダイヤルを設定。両方ともフリーダイヤルにしなかった理由について同庁は「回答は差し控えたい」と明らかにしない。二つのダイヤルを使い分ける背景には、フリーダイヤルによる通話料の負担を少しでも軽減しようとの「思惑」が浮かぶ。

 本紙ウェブサイトではこうした使い分けについて「有料にして問い合わせをさせないようにしている」との指摘のほか、「(かけ放題の対象になる)普通の市外局番にしてほしい」との要望が寄せられた。一方で、「(料金がかからない)フリーダイヤルだと、無駄に長話をする人もいる」と、有料のナビダイヤルによる“抑制効果”を指摘する声もあった。

 「フランスではそもそも、カスタマーセンターへの電話は無料のケースが多かった」。寄せられた海外での体験談に基づき在日フランス大使館に取材すると、相談や苦情など窓口への電話対応は「消費者保護」の観点から、一般の通話料より割り増しにすることを禁じる法律がある、とのことだった。(水山真人)

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