韓国検事総長が辞任 大統領選の布石との見方 保守支持層に待望論

 【ソウル池田郷】韓国の文在寅(ムンジェイン)政権と検察改革を巡って対立する尹錫悦(ユンソクヨル)検事総長が4日、辞任した。「高官犯罪捜査庁」を新設して検察の起訴権を縮小する政権、与党の方針に強く反発。尹氏には保守勢力から来年3月の大統領選で立候補を望む声があり、辞任は出馬の布石との見方もある。

 「この国を支えてきた憲法精神と法治システムが破壊されている」。尹氏はこの日、記者団に辞意を表明し、文政権が進める検察改革を改めて批判した。「検察での私の仕事はここまで。今後もどんな立場にあろうと、自由民主主義と国民保護のため力を尽くす」と述べたことから、政界転身への意欲を示したとの受け止めが広がった。

 与党側はかねて尹氏の動きを警戒。昨年12月には現職検事が公職選挙に立候補する場合、選挙の1年前に辞職しなければならないとする法改正案を与党系国会議員が発議した。法案は成立していないが、尹氏の辞任は大統領選の約1年前。辞任前日の3日には、保守地盤が強く「保守の心臓」と呼ばれる慶尚北道大邱の高検と地検を訪問しており、選挙を意識した行動との臆測が飛び交う。

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