医療従事者へのワクチン接種、九州も本格化

 福岡県などで5日、医療従事者らへの新型コロナウイルスワクチンの優先接種が始まった。先月から国が安全性調査のために実施している先行接種に続いて都道府県が調整して実施。ワクチン接種が本格化する。

 福岡市民病院(福岡市博多区)では接種の様子が報道陣に公開され、医師ら5人が米製薬大手ファイザー製ワクチンの注射を受けた。桑野博行院長は「感染を未然に防ぐことができ心強い。医療従事者としての責任を果たさないと、という思いを強くした」と話した。

 県によると、初日は重点医療機関6カ所に1万1700回分のワクチンが届けられ、今月末までに計約5万人分が配送される予定。県は、優先接種の対象となる医療従事者らのうち希望者が21万人超に上ると見込んでいる。

 大分県の医療機関でも140人が接種。優先接種の対象は約5万1千人で、感染者を受け入れる医療機関で接種を進める。

 鹿児島県薩摩川内市の川内市医師会立市民病院では、医師や看護師など15人が接種した。最初に接種した久々湊智予副院長(65)は「痛みは特になかった。これで重症化を防げると思う」と話した。

 県によると、県内の優先接種は約7万5千人が対象で、そのうち3月中に約2万人分のワクチンが順次届くという。

 (泉修平、吉村次郎、片岡寛)

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