北九州ゆかりの作品集中上映 昭和館、13日にプレイベント 

 北九州市ゆかりの作家の映画化作品を集中的に上映する今秋の「アートシネマ」のプレイベントとして、松本清張原作の「天城越え」(1983年)=写真=などの上映と、評論家でエッセイストの川本三郎さんと北九州市立文学館の今川英子館長によるトークイベントが13日、小倉北区魚町の映画館「小倉昭和館」で開かれる。

 「アートシネマ」は「東アジア文化都市北九州」の中核事業の一つとして、同館などで開催予定。森鴎外、林芙美子、火野葦平といった往年の作家から、村田喜代子、平野啓一郎、松尾スズキ、リリー・フランキーら現役作家まで20人程度の映画化作品を週替わりで上映するほか、作家らのトークも計画している。

 プレイベントは「Ready To アートシネマ」のタイトルで、13日を第1弾に秋までに複数回を予定。同館の樋口智巳館主は「アートシネマは『映画の街』であり『文学の街』でもある北九州の魅力がつまったイベントになると思う。秋に向けて期待感を高めていきたい」と語る。

 13日の上映作品は「天城越え」と川端康成原作の「伊豆の踊子」。清張は「伊豆の踊子」を意識して「天城越え」を執筆したとされ、主人公の造形や作中でたどる行程が対照的に設定されている。樋口館主は「まず無い2本立て。こういう切り口で文学と映画を見られることを提案したい」。

 トークは午後2時15分から。アートシネマの紹介などを予定しているが、新型コロナウイルスの感染状況次第では、川本さんはメッセージでの参加となる。参加無料(映画鑑賞料別)。定員100人で要予約。予約、問い合わせは、同館=093(551)4938。

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