息子の高等部入学者選考

 特別支援学校中学部3年の息子が高等部への「入学者選考」に臨んだ。付き添った妻によると、主に面接。話せず、寝たきりではあるが、教官の設問にどんな反応をするか、が検査された。代わりに妻が答えることは認められ、本人も「うん」と声を出して返事をしていたという。他校からの志願者もいて校舎全体が物々しく、面接中はずっと体に力が入っていたらしい。笑顔が出たのは帰宅後だった。

 息子は幼いころ、重い知的障害と診断された。成長に従って表情が豊かになり、最近は声もよく出る。親の目から見ても意思疎通のレベルが上がったと感じられ、「学びの期間」が、あと高等部の3年で終わるとすれば残念だ。

 中学部では息子専用のタブレット端末が配備された。意思疎通を支援する機器の進化は著しく、教育現場への導入も進む。育ちがゆっくりだからこそ、障害者への生涯を通じた教育のあり方も本格検討すべきだと思う。(三宅大介)

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