J1福岡、土壇場で「勝ち点1」 サロモンソンがFK弾

 1点を追う後半ロスタイム。ペナルティーエリア手前からFKを任された福岡のサロモンソンは「みんなが自分のことを信じている」。強めに蹴った球は壁に当たって方向が変わり、ゴール左隅へ。同点弾でアビスパにJ1で5年ぶりの勝ち点をもたらした。

 サロモンソンがFKを直接決めたのは、昨年8月23日のアウェー栃木戦以来。当時は新型コロナウイルスに感染した主将の前が離脱し、5戦勝ちなしと低迷していた中、貴重な決勝点になった。

 この日も1-1の同点に追いついた直後、GK村上のミスで勝ち越される苦しい展開だった。サロモンソンは「僕たちは勝つ時も負ける時も全員で戦っている。チームを助けたかった」と仲間への思いも右足に込めた。

 結束が昨季J2で一時は17位からはい上がった福岡の強みだ。堅守速攻を貫く長谷部監督の下、選手同士も対話を重ねて尻上がりに連係力を高め、J1昇格につなげた。

 今年も名古屋との開幕戦は攻め手を欠いたが、この日は前半に石津と金森のコンビでかき回し、後半は山岸とブルーノメンデスも連動して相手の守備陣を崩した。後半16分に自身J1初ゴールを決めた山岸は「みんなJ1のスピードに慣れてきた」と実感する。2戦連続2失点の守備に課題は残るものの、今季初勝利へ着実に前進している。 (末継智章)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR