「不惑」和田、21歳大物ルーキー手玉 阪神・佐藤3打数無安打2K

 不惑の左腕が少年のように野球を楽しんだ。三回2死。和田は怪物ルーキーを再び打席に迎えた。初回に3球三振に仕留めた佐藤輝との2度目の対決。5日に開幕投手の石川から一発を放った4球団競合のスター候補生は、新人離れした対応能力で向かってきた。

 2ボール1ストライクから7球連続のファウルで粘られた。内外高低にちりばめた決め球に食い下がる姿に「とてもルーキーとは思えない対応力を感じた」。能力の高さを認めたからこそ「オープン戦ぐらいしか楽しむことができないので」と純粋に対戦を堪能した。

 11球目。内角高めの際どいコースに140キロ直球を投げ込んだ。佐藤輝のバットは動かず、判定はボール。「見極めてくるのはすごいなと。というか、自分のボールがまだまだだなと思いました」。マウンドで苦笑いしたベテランは12球目のチェンジアップを低めに投げきり、2打席連続の空振り三振を奪った。

 五回の対戦は二直に打ち取り、佐藤輝との初対決に完勝。ベテランの貫禄を示した。6三振を奪ったオープン戦初登板は5回を5安打1失点。登板が決まっている開幕3戦目の28日ロッテ戦へ向けて、まずは上々の仕上がりを披露した。

 自らも早大から鳴り物入りで入団し、1年目から14勝をマークして新人王に輝いた。「すごい打者と対戦できるのは投手にとっては楽しみ。その中でも課題を持って投げたつもり」。19歳年下のルーキーとの対戦で、不惑のシーズンへ向けた大きな刺激を得た。 (倉成孝史)

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