胴上げはなかったけれど…2132人に「春」 九州大で合格発表
九州大の一般選抜前期日程の合格発表が8日、福岡市西区の九大伊都キャンパスであった。12学部2132人が難関を突破し、念願の「春」をつかんだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、昨年に続き在学生の立ち入りを禁止。合格者の胴上げなどはなかった。
午前11時、合格者の番号が掲示されると、番号を見つけた受験生は歓声を上げたり、仲間と抱き合ったりして喜びをかみしめた。
法学部に合格した福岡市の高校3年女子生徒(18)は「番号を見つけて震えた。コロナ禍で大変な思いをしたので大学生活を満喫したい」と笑顔で話した。
九州大によると前期日程の志願者は5175人。合格者に占める現役生の割合は73・3%、福岡県出身者は31・2%だった。後期日程は12日に試験があり、21日に合格発表がある。(竹中謙輔)