インターネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)に挑戦していることをこどもタイムズで紹介した二つの団体からうれしい報告が届きました。
一つは、こども記者がオンラインで取材した東京の「劇団文化座」(昨年12月22日掲載)からです。劇団では昨年多くの公演が中止になり、コロナ対策のために販売できる客席数が減りました。新年公演のための資金を募ると目標を超える671万円が集まりました。「遠方の方々からも応援していただき、つながりが温かかった」と俳優の姫地実加さん。来場できない観客のための、初のオンライン配信にも成功しました。
患者に寄り添うファシリティードッグを病院に派遣するNPO法人シャイン・オン・キッズ(東京)は、活動に必要な寄付金がコロナ禍で減ってしまいました。1月13日の紙面でCFの取り組みを紹介し、口座に振り込まれた分も含めて1321万6千円を調達。同法人の事務局は「九州の方々からのお問い合わせも多く、皆さまの温かさを感じました」と話しています。
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読者の皆さまの応援がコロナ禍で奮闘する人たちの力になっています。(中野慧)