ワクチン接種 「圧力」は

 「どんな影響が出るのだろうか」。新型コロナウイルスのワクチン接種について、県内の30代女性医療従事者はそう口にした。臨床試験で「安全性に重大な懸念はない」との結果が出ているとはいえ、不安は消えない。ただ、同僚の多くが受けることから、自身も接種を決めたという▼感染収束の「切り札」とされるワクチン。県内では2月に先行接種が始まり、今月5日からの医療従事者向け優先接種の希望者は21万人に上る。高齢者向けが4月にも始まる見込みだが、市民の間には不安やためらいの声も聞かれる▼海外では接種者に証明書を発行する国もあり、施設利用の際に提示を義務づけるケースも。今後、国内での接種が広がる中、受けない人への「圧力」が強まらないだろうか。冷静に見守る必要がある。 (華山哲幸)

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