心の隅にはずっと東北が 大震災【記憶を刻む】

窪島彩乃さん(22)=神奈川県秦野市

 「ついに首都直下地震東海地震か」。祖父のラジオから聞こえた「東北地方で非常に大きな地震が起きました」の言葉に血の気が引いた。停電の中、祖母が作ってくれたカレーには間違ってパイナップルが入っていた。唯一緊張の解けた瞬間だった。

 自分と同じように暮らしていたのに、急に世界が変わってしまった人たちがずっと気掛かりだった。その時からずっと心の隅には東北がいる。震災から3年後、初めて訪れた福島では会ったことのないほど親切な人たちに出会い、さらに4年後に訪れた仙台はたくさんの学びをくれた。春からは新社会人になる。自分の手で稼いだお金を使って東北を見守り、愛し、共に歩んでいきたい。

 

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