祭り関係者の悩ましい日々

 「田川は中止か。やると思っちょったんに」。知人の大分県中津市の中津祇園関係者は言葉少なだった。福岡県田川地区最大の祭り「風治(ふうじ)八幡宮川渡り神幸祭」が2年連続で中止となった。新型コロナウイルスのワクチン接種が順調に進むかどうか見通せない中での苦渋の決断だった。

 「祭りをやりたい若手の思いもあり調整に苦慮した」と風治八幡宮の宇都宮誠宮司。知人の話では、中津祇園も同様な状況で、やるかどうかの結論はまだ出ていないと聞く。ただ祇園は7月下旬のため、ある程度の収束を予想する知人は、開催前提で5月の川渡りがどんな対策で祭りをやるのかを学ぼうと思っていたという。「田川がやらないとなると、周辺への影響は大きいよ」と打ち明ける。

 開催するか、中止にするか。コロナ収束への道筋が見えない中、九州各地にある大小さまざまな祭り関係者にとって悩ましい日々が続いている。 (吉川文敬)

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