博多駅ホームから「九州の味」発信 期間限定出店

 JR九州フードサービス(福岡市)は、JR博多駅で鹿児島線の列車が発着する5、6番乗り場の空き店舗を、期間限定の飲食店として活用する取り組みを始めた。若手料理人らの挑戦の場として提供し、九州の食の魅力を発信する狙い。第1弾として、福岡県飯塚市の日本料理シェフ秋吉雄一朗さん(36)によるラーメン店「明鏡志水」が10日にオープンした。

 この店舗は従来、豚骨ラーメン店などとして営業していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉店し、昨年5月から空いていた。外食産業が苦境に立たされる中、あおりを受けた生産者を支援しようと、九州産の食材を使った料理を期間限定で、店を変えながら提供することにした。

 秋吉さんは京都の老舗料亭「瓢亭」で腕を磨き、パリにある経済協力開発機構(OECD)の日本大使公邸で料理長を務めた。今秋にもパリで日本料理店を開業する予定だ。

 今回の出店は、フードサービス社から声を掛けられ、自身が麺好きでスープの研究をしていたことからラーメンを選んだ。宮崎県産のシイタケや、鹿児島県産のかつお節などでだしを取った塩、しょうゆラーメンが楽しめる。秋吉さんは「九州産の食材だけを使い、優しい味に仕上がった」と自信をみせる。

 秋吉さんの店は6月末まで。7月以降の出店者を4月から募集する。期間は2022年3月末までで3カ月単位。フードサービス社は「期間限定であれば話題性も狙える。食のスタートアップ拠点としての機能も期待でき、九州出身の若手料理人の支援にもつなげたい」としている。 (長美咲)

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