球音「島の一大イベント」

 いよいよ始まる選抜高校野球大会。長崎県西海市の人口約5千人の大島から大崎が初出場する。「島の野球部」の練習を見ようと休日、長崎市から車で約1時間半のグラウンドに行くと、周囲で地元の人たちが見守っていた。話し掛けてきたおばちゃんは「島の一大イベント」と笑顔。チームへの期待が伝わる。

 長崎・清峰の選抜初優勝を支えた経験を持つ清水央彦監督の下、昨秋の九州大会で優勝。甲子園の目標として「出ることではなく勝つこと」を掲げるだけに、見学時も、投手陣がけん制球で何度も走者を刺すなど守りが堅い印象を受けた。

 選手の寮には、地元から野菜や魚も届く。周囲の熱意や温かさに支えられ、実力もある。21日の初戦は福岡大大濠(福岡市)との九州対決。島からの旋風を、私も期待せずにはいられない。帰路、おばちゃんから聞いた地元の造船所が作るトマトを購入。おいしかった。 (稲葉光昭)

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