「先生は高校生」コロナ禍の学習支援へ"私塾"

 北九州市小倉北区大門1丁目の西小倉市民センターで地元の高校生15人がボランティアで学習塾「西小倉マナベル塾」を開き、子どもに勉強を教えている。新型コロナ下で社会貢献ができないか、自分たちで考えて企画した。多くの生徒が大学進学を控えており、3月末までの予定だったが、「学校の先生よりも質問しやすい」と子どもや保護者に好評。春以降も実施できないか検討している。

 塾は明治学園高(戸畑区)と西南女学院高(小倉北区)の2、3年生15人が今月5日から月曜と金曜の週2回開催。午後3時~6時、園児から小学6年までの18人が、好きな時間に来館して勉強している。学校や塾の宿題を中心に指導し、分からない問題は1対1で丁寧に教える。

 英語を学ぶ子どもが多く、英検準1級を取得している生徒らが独自の教材を作成して教えているという。

 中心となって企画した明治学園高3年の中原大地さん(18)はカンボジアへ短期留学した経験があり、現地で貧しくて教育を受けられない多くの子どもを目の当たりにした。新型コロナで日本国内でも教育格差が広がっているのではないかと思い、短期間でも塾を開催しようと思ったという。

 15日に塾で勉強していた小学3年の女子児童は「優しく教えてもらえるので分かりやすい」と満足した様子。複数の保護者から「もっと続けてほしい」と言われているという。

 中原さんは「こんなに多くの子どもに来てもらえるとは思っていなかった。今後も可能なら続けたい」と話す。塾には途中からの参加も可能。問い合わせは同センター=093(592)1603。 (姫野一陽)

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