60年ほど前まで海沿いには炭鉱があった姪浜。福岡市の西の拠点の今昔

 福岡市西部の副都心として発展し続ける西区姪浜。再開発が進み、街の様子は刻々と変わっている。海に近いエリアの変化は特に大きい。巨大なショッピングモール、高層マンション…。都会的な景色が広がる。ところが、今から60年ほど前までは、この一帯から石炭が掘り出され、石炭くずなどを捨てたボタ山がそびえていたのである。明治期に炭層が発見され、大正、昭和と掘り続けられて、エネルギー供給の一端を担ってきた。今や、そんなことを知る人も少なくなった。

☞姪浜炭鉱の生みの親は葉室豊吉

 姪浜の炭鉱の歴史は明治期までさかのぼる。国益のために尽くすという情熱を抱き炭鉱の開発を志していた人物がいた。博多出身とされる葉室豊吉。1885(明治18)年、ついに姪浜の地下に...

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