ホークス2軍本拠地、タマスタ開業5年 人口増、経済効果も

 プロ野球福岡ソフトバンクホークスのファーム本拠地「タマスタ筑後」(筑後市津島)が開業5周年を迎えた。2016年にタマスタや屋内練習場、サブグラウンドを備える2、3軍向けの「HAWKSベースボールパーク筑後」が誕生。コロナ禍の昨年を除き、毎年10万人を超すファンが訪れる。市は今後も観光資源としてPRする。

 筑後市は、雁の巣球場(福岡市)からのファーム移転先に立候補した34自治体から選ばれた。九州新幹線筑後船小屋駅に近いことや、自然豊かな環境を売り込み、誘致に成功した。

 市の人口は、この5年間で371人増えた。西田正治市長は「タマスタが、市の知名度やイメージの向上に貢献していることも一因だろう」とみる。

 市と球団は16年、地域包括連携協定を結んだ。新人選手の歓迎会を市民が催し、選手やOBは少年野球教室を開くなど交流を深める。少年野球大会やグラウンドゴルフ大会をタマスタで開催するなど、地元住民が施設を活用している。

 経済効果を実感する人も。タマスタから車で数分の食堂「ジャングルスープカレー」の大野まどかさん(39)は「開業時からタマスタと一緒にメディアで紹介され、遠くからのお客さんも増えた」。コロナ禍で苦境にあるが「来る人に驚きや感動を与えるのが店の使命。ホークスと一緒に頑張りたい」と意気込む。

 一方、周辺の観光施設への波及効果は大きいとは言えない。市の19年の調査では、タマスタ来場者の74%が「観戦前後に観光スポットには寄らない」と回答。市のホークスファーム連携推進担当の水田進係長は「タマスタから周辺観光地に誘導する仕組みづくりに力を入れたい」と話す。

 19日からの2軍開幕3連戦では、周辺の6市町と合同で、動画を球場で流すなどPRする。 (丹村智子)

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