タカ石川、開幕投手へ万全 4回無失点、6奪三振の快投

 過去2度のオープン戦とは別人だった。8年目で初の開幕投手に決まっている石川が本拠地でゼロを並べた。「試合中での集中力を含めて、シーズンさながらの感覚で入ることができた」。4回を3安打無失点。6三振を奪う快投だった。

 初回は田中広と菊池涼を2者連続の空振り三振に仕留め、西川は一ゴロで三者凡退。唯一のピンチだった四回1死一、二塁も後続を断った。予定の60球を投げ、無四球と安定感も復活。オープン戦はここまで計7失点だったが、開幕前の最終登板で結果を出した。

 今回は「総合的に(登板前の)調整の仕方を変えた」だけでなく、精神面の変化もあった。王球団会長から贈られた「プレッシャーからは逃げられないんだ」という言葉を“消化”して、重圧を真っ正面から受け止める覚悟を決めたからだ。

 「しんどくていいんだと。やっぱり試合で投げるのは楽しくないですよ。戦いなんで。それでもシーズンはしんどさが続く。プレッシャーに耐え忍ぶしかないんだと」

 現役時代に開幕投手を6度務めた工藤監督も期待を寄せる。「開幕は誰でも緊張する。でもマウンドでは打者に向かっていくしかない。『まずは俺が見せてやる』くらいの気持ちでやってほしい」。心身のたくましさを増した右腕が「V5」を目指すチームを引っ張る。 (長浜幸治)

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