みんなのパワー実感、もっといろんなことできる HKT月イチ報告(下)

 HKT48のメンバーが裏方から出演まで全てを手掛けたオンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます」(劇はじ)。総括する座談会の最後は、「不本意アンロック」を上演した劇団「ごりらぐみ」のプロデューサー・武田智加(18)と地頭江音々(20)が、「ゼロからのものづくり」に挑んだ日々を振り返る。今年10周年を迎えるHKTというグループの、ちょうど中間にいる4期生が初めて感じた「達成感」とは-。 (古川泰裕)※3月5日に取材

 -「劇はじ」でプロデューサーとしてのやりとりを経て、メンバー間の距離も縮まったのでは?

 武田「今って、4期生が(グループの)中間の位置にいるから、それが全部の元になった気がする。プロデューサーや脚本が4期生だったから」

 地頭江「本当に真ん中だもんね、今。ちょうど(1期生の)先輩が5年くらい上で、下もたぶんそのくらい離れていて」

 武田「きょうだいで、真ん中にいる子の気持ちが分かったかも」

 -自分自身の変化については。

 地頭江「何だろうね。割と私たちは、後輩だったから出さなかっただけで、4期生の中での立ち位置は変わらない。プロデューサーではないけど、振り付けを教えたり隣の隣のポジションまでなんとなく覚えて(レッスンなどで)指摘したりとか。ここの2人の仕事はやりやすかったというか、もともと、そういう子だっていうことは知っているから。りこぴさん(坂口理子)とさやまる(馬場彩華)だと、同期じゃない人には見せない一面ってあるじゃないですか。さやまるは、めちゃめちゃ成長したと思いますけど、りこぴさんは、なおさらそう感じたと思うんですよ。見たことがないような一面をたくさん見て。でも私たち(4期生同士)は、それを知った上だったので」

 武田「そりゃ仕事できるよなっていう(笑)」

 -同期同士にしか見せていなかったものを、グループ全体に出していく状況になった。

 地頭江「そうですね。私は特に先輩と接することが多かったので、先輩としても『何でこんなこと後輩に言われなきゃいけないんだ』って、絶対思ったと思うんですよ。自分でも『なんでこんなことを先輩に言っているんだろう』と思ったし、でも言わなきゃいけない状況ではあったので。嫌われる勇気というか、嫌われても何を思われても、気にしないようにしようっていうメンタルは、ここでついた気がします。進めなきゃいけないから、待っていられなかったりするので…。あと1日が惜しくて、1日延びることも半日延びることも惜しいくらい、タイトなスケジュールだった」

 武田「それで言うと、ねねはビクビクしなくなったと思います」

 地頭江「最初はビクビクしていたけど…もかは言えるんですよ(笑)」

 武田「私はビクビクしなさすぎるんですよ(笑)」

 地頭江「もかが何でも言っちゃうから(笑)。私が『いやでもそれは…』って」

 武田「緩和係(笑)」

 地頭江「『もかの言っていることも正しいけど…』って(笑)。中間をちょっとちょっと、みたいな感じだったんですけど、それをやっている場合でもなくなったし、途中から(担当が分かれて)もかがいなくなって私が言わなくちゃいけなくなったから…『言わなきゃ』って」

劇はじの4カ月を振り返る「ごりらぐみ」プロデューサーの武田智加

バディー感がすごかった

 -武田さんは演出方面を担当することに。

 武田「途中から(演出の)下野さんとの関係がよく分からなかったです(笑)」

 地頭江「確かに。下野さんが先輩だけど、もかの方が偉い?みたいな」

 武田「途中からはずっと『演出助手』みたいになっていた。『これどう思う?』『こっちじゃないですか』『そっか』って、お互いにそれを言い合う」

 地頭江「バディー感がすごかった」

 武田「由貴ちゃんが『これどう思う?』て聞いてきて『いやそれ決めていいんだよ由貴ちゃんが』って」

 地頭江「相棒だった」

 -水谷豊と反町隆史…。

 地頭江「本当にそんな感じでした(笑)。目に見えてそうだったし『あれ』って言えば分かる。『あれ取って』『OKです』みたいな」

 -夫婦か!

 地頭江「熟年夫婦みたいな(笑)。すごかった」

 武田「最初はずっと、ねねとバディー状態だった。よう分散できたなと思う」

 地頭江「自分たちでも、(プロデューサー業を)そろそろ分散しないとやばいと思っていたけど、するのが怖くて。どうしようってなった時、マネジャーさんから『完全に分散するので、音響とかのミーティングには出ないでください』って言われて。分散せざるを得なくて、めっちゃドキドキした」

 -2人でプロデューサーをやるのは珍しいのかな。

 地頭江「なんか劇団ノーミーツさん自体が、2人でやっているっぽいよね」

 武田「そうね」

 -本来は部署ごとに責任者がいるんだろうけど。

 地頭江「だと思います」

 武田「本来、セクションごとにプロデューサーがいて、それをまとめるのが総合プロデューサーみたいな」

 地頭江「生徒会長みたいな。メンバー割も、風紀委員長、学習委員長みたいな想像だったと思う」

 -裏方を担当することで「社会」を見た。

 武田「最初は『本当に社会性がないな』って思いました」

 地頭江「よくここまで生きてきたなって」

 武田「そう。本当に世間知らずを感じたというか」

 地頭江「敬語は一番感じました。敬語を使えないのが恥ずかしいなって思ったし。自分たちで調べてって言われることが多くて、調べてみても分からないことが多くて。横文字が分からないから調べたのに横文字がプラス3個くらい出てきて、何が何だか、みたいなことが多くて。本当に何も知らなくて恥ずかしいと思うことが多かった」

 武田「すごく『箱入り感』を感じました」

 地頭江「妹が検定とか取っているんですけど、妹の方がいろんなことを知っているんだろうなって。お姉ちゃんの威厳じゃないですけど、『劇はじ』と何の関係もないのに、ちょっとだけ傷つく(笑)。私って、本当に何にも知らないんだなって」

 -言葉遣いか…。

 地頭江「知らないことが多すぎた」

 武田「『~してください』って言われても『~って何ですか?』みたいな。全部に対して」

 地頭江「予算表を作ってくださいって言われても、相場が分からないから作れない。何をするのに、いくらかかるの?っていうことが分からなくて。企画書に、私たちが支払う金額も書かないといけない。この金額は失礼ではないのか、多すぎるのかも分からなくて。でもマネジャーさんも、こっちが聞かないと答えくれない」

 武田「ずっと探っていたよね」

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