餓死前の半年で5歳児5キロ減 母と知人女を起訴

 福岡県篠栗町で5歳の男児が餓死した事件で、2019年10月に約15キロだった男児の体重が、約半年後に亡くなるまでの間に約5キロ減っていたことが、関係者への取材で分かった。福岡地検は23日、十分な食事を与えなかったとして、保護責任者遺棄致死の罪で、母親の碇(いかり)利恵容疑者(39)と知人の赤堀恵美子容疑者(48)を起訴した。

 起訴状によると、赤堀被告は質素にするよう指示し、碇被告と3人の息子の生活を実質的に支配。両被告は19年8月ごろから息子たちの食事を減らし、同10月からは三男翔士郎ちゃんの食事を抜くなどして低栄養状態にさせ、20年4月18日に餓死させたとされる。

 捜査関係者などによると、碇被告は起訴内容を認め、赤堀被告は「母親が食事を与えていないと知り、差し入れを続けた。病院に連れて行くように言った」などと否認しているという。

 幼稚園が19年10月上旬に測定したところ、翔士郎ちゃんの体重は約15キロだった。この時期から赤堀被告の指示で幼稚園に通わなくなり、言いつけを守らないと食事を抜く罰を科されるようになったという。

 20年3月には計15日間以上も絶食させられ、死亡時の体重は1歳半の健診時と同じ約10キロだった。

(木村知寛、森亮輔)

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